「在宅でお仕事したい」
「事務経験しかないけど在宅ワークできるの?」
在宅でお仕事がしたいと思っている方は多いですよね?
しかし、学歴もなくこれまでの経験は事務だけ・・・と、これまでの経験から在宅でお仕事をするスキルが自分にはないと、諦めている人も少なくないのではないでしょうか?
私もそのひとり。
事務経験しかない私には、在宅ワークなんて無理だろうな、と思っていました・・・・その結果、さまざまな職種に手を出した・・・
しかし、インターネットの発展に世界的なパンデミックもあり、さまざまなお仕事が在宅で可能となった今、
「事務」も在宅でできるお仕事の一つです。
実際にどんな仕事をしている?と気になる方もいるのではないでしょうか?
働き方や必要なスキルは?など在宅事務に興味のある方に向けて、実際に在宅事務として働くフリーランスママが解説します!
在宅で事務のお仕事を始めてから、育児と仕事の両立などライフイベントに合わせて柔軟に働けるようになりました。
ぜひ参考にしてみてください。
在宅ワークの事務ってどんな仕事
主にバックオフィス業務が、在宅ワーク事務のお仕事です。
「オンライン秘書」「オンライン事務」などと、呼ばれることもあります。
つぎに紹介しますが、事務の種類や職場によって、詳細な仕事内容は異なります。
営業事務であれば、営業のアシスタントとして、メール作成・資料作成・データ集計などをします。
特別なスキルは必要なく、パソコンのスキルや一般的な社会人マナーが身についていれば、始めやすいといわれています。
私も長年営業事務として働いていた経験から、営業アシスタントとして在宅で営業事務をしています。
完全在宅のため、出社時に行うような書類の整理や備品の管理など仕事はありません。
その他に、経理事務や総務事務など、対応する部署などにより具体的な仕事は異なりますが、サポートとして作業をするお仕事が在宅事務です。
在宅ワーク事務の種類
在宅ワーク事務は、関わる分野によって大きく3つに分けられます。
営業事務
営業のアシスタントとして、資料作成・スケジュール管理・議事録作成などのサポート業務を行います。
企業や営業部署によって、依頼されるお仕事の内容は様々です。
- 資料作成
- オンライン会議サポート(画面投影・議事録作成)
- チェック業務
- スケジュール管理
- SNS投稿
- リサーチなど
私は営業事務として働いています。様々な依頼を柔軟に対応する必要があるため、スケジュール管理やコミュニケーション力が必要なお仕事だと感じています。
そのため、面接の際も「決められた業務に固執せずに柔軟に対応してほしい」といわれていました。
もちろん、企業によっては「決められた業務」を日々対応する場合もあるかと思います。
自分自身が向いているお仕事スタイルを見極めて、選べるところも在宅ワーク事務の利点です。
経理事務
経理事務は、営業事務よりも専門的な知識が必要で、企業の経理部門のサポートをします。
請求書の管理や、出入金、給与管理などが主な業務内容です。
秘書
スケジュール管理やリサーチ、お店の予約など様々なサポートをする秘書。
オンライン秘書という言葉もあるように、在宅ワーク事務をする人を指す言葉でもあります。
個人事業主も増えている背景もあり、秘書として様々な業務をサポートする場合もあります。
例えば、ブログ記事の執筆、リサーチ、SNS代行などの業務もオンライン秘書として、対応するケースもあります。
データ入力・文字起こしなど
その他に、データを入力や文字起こしなどのお仕事もあります。
これまで紹介した営業事務・経理事務・秘書よりも、経験を求められることが少なく、PCスキルがあればお仕事を獲得しやすいため、事務経験が少ない方も挑戦しやすいお仕事です。
ただ単価は低い傾向があるにゃの・・・
在宅ワーク事務のメリット
ここでは、在宅事務のメリットを4つ紹介します。
職場や担当する業務によって、感じるメリットもさまざまかと思いますが、私は以下の4つを大きなメリットと感じています。
在宅でも孤独感が少ない
在宅ワークをイメージした時に「人と話さないため孤独」と思い浮かべる人もいるかもしれません。
しかし、在宅事務はサポート業務のため、複数人とやり取りをする機会が多く、孤独感が少ない点がメリットです。
例えば、営業アシスタントとして働く場合です。
営業の方に「資料作成完了しました!」「あの資料はいつまでに必要ですか?」などと、日常的にコミュニケーションが発生します。
時には、新規の作業依頼を受ける場合、Google Meetなどで顔を合わせながら打ち合わせをすることも。
在宅ワークの中には、Webライターやエンジニアなど、一人で黙々と作業をするイメージの強い仕事もありますが、在宅事務は、人のサポートが主な業務のため複数人とやり取りをすることが特徴です。
コミュニケーションは、基本的にはSlackなどを使いテキストでやり取りをするのが主流です。
通勤がない
在宅でお仕事をする全ての仕事に共通することですが、通勤の必要がない点もメリットです。
出社をする場合、通勤に片道1時間かかっていました。さらに、保育園の送迎がプラスされ、朝と夕方はバタバタの生活でした。
在宅で事務をするようになり、通勤時間がなくなり、朝と夕方のバタバタが少し落ち着きます。
時間に余裕が持てるようになると、子供たちに「早くしなさい!」ということが少なくなり、お互いに機嫌良く過ごせる時間も増えてきました。
それでもやっぱり「早くしなさい!」と言ってしまうのですが・・・
比較的時間が自由
在宅でお仕事をすると、比較的時間が自由に使える点が大きなメリットです。
自分自身でスケジュール管理を行うことで、平日昼間の時間を自由に使えます。
契約社員だった頃、コロナ禍になり在宅で事務ワークができるようになったことがありました。
けれど、9時から18時までの勤務時間は、コアタイムとして自由に使うことはできませんでした。
フリーランスとして業務提携で事務仕事をしている今は、お休みや仕事の時間を自由に自分で決められます。
もちろん、提出期限など守るべきものはありますが、早朝・夜間も活用することで、お互いにストレスを少なく働けています。
新しいスキルが身につく
さまざまな依頼が舞い込む在宅事務。
ルーティンワークに加えて、「こんなこともしてほしい」と頼まれることもあります。
自分自身で調べて対応することは必要ですが、淡々と同じ仕事ばかりではないため、新しいスキルが身につくチャンスもあります。
フリーランスとして働き続けるために、自分時自身のアップデートは常に必要です。
しかし、育児や家事に追われて寝落ちしてしまったなどと、なかなかスキルアップの時間を取ることが難しいことも現実。
仕事として依頼されることで、後回しにすることなく責任感を持って調べて対応できます。その結果、新しい経験やスキルが増えていきます!
在宅ワーク事務のデメリット
在宅で事務をしていて、デメリットを感じることもあります。
主なデメリットは以下の3つです。
時間を固定されることもある
企業によっては、稼働時間を固定されることもあります。
自分自身で稼働時間を選べたとしても、選んだ時間に必ず仕事をしなければならないプレッシャーがあります。
事務のお仕事は時給制であることが多いため、稼働時間をしっかり管理したい場合、稼働時間を申告するケースもあるでしょう。
私の場合は、稼働時間を自分で選べますが、その間Google Meetを繋ぐ必要があるというリモートのジムもしています。
この場合、どうしても稼働できなくなった際は先方に連絡が必要です。
時間を固定されることにストレスを感じる場合は、どのような勤務体制なのか事前に確認しておくことがおすすめです。
私の場合は早朝や夜の時間を有効活用できるケースの方が、育児などのライフイベントにも対応しやすくくありがたいと感じています。
テキストコミュニケーションが難しい
在宅事務では、仕事上のやり取りがほとんどチャットでのコミュニケーションです。
そのため、書き手の意図が伝わらないことや別の意味で捉えられてしまうこと、または怒っているように捉えられてしまうことも文章でのコミュニケーションでは発生してしまいます。
柔らかい言い回しや絵文字の活用、伝わる文章の書き方を意識せずに、文字をうってしまうと、意思疎通がずれてしまうリスクもあります。
スムーズなテキストコミュニケーションが難しいと、在宅ワークのデメリットを感じる方もいるかもしれません。
収入が上がりづらい
先述したように、在宅事務は時給制であることがほとんどだと思います。
そのため、収入アップにつながりにくいことはデメリットと感じています。
例えば、Webライターなどは、より単価の高い案件を獲得することで、収入アップにつなげていく事が可能です。
さらに、数をこなすことでより収入アップになるでしょう。
しかし、事務のお仕事は時給制であるため、時間を切り売りするしかありません。
稼働できる時間が1日3時間と決まっている場合、それ以上の収入アップは難しいでしょう。
もちろん、時給が高い案件に応募したり、複数企業と提携したりすることも可能です。
しかし、新しい仕事先で1からルーティン業務を覚えるなどの作業も必要なため、複数と提携することでたくさんのことを覚える必要があり、そのことがリスクになることもあるかもしれません。
在宅ワーク事務は未経験でも可能?
在宅ワーク事務はPCが使えれば、基本的に誰でも対応できる業務です。
もちろん、経理事務などの専門性が必要なケースもありますが、一般事務・営業アシスタント・秘書のようなバックオフィスをサポートするケースでは、専門資格は必要がありません。
しかし、企業と契約する際などは経験を重視されることもあるため、全く事務経験がない場合はお仕事獲得に苦労することもあるでしょう。
先ほど紹介したデータ入力や文字起こしなどのお仕事で経験を積む、ライティングやSNSを学ぶなど、追加のスキルを身につけることで、少しづつ在宅ワーク事務で働くことにつながります。
まずは本を読んで、在宅ワークについて学んでみることもおすすめです!
こちらの本は、オンライン事務の第一人者と言っても過言ではない方が書かれた本です!そのほかの在宅ワークに関係するおすすめの本はこちらの記事でも紹介しています!
在宅ワーク事務に必要なスキル
では、具体的に在宅ワーク事務として働くためには、どんなスキルが必要でしょうか?
実際に、在宅で営業事務として働く私が思う、在宅ワークじむに必要なスキルを4つ紹介します。
パソコンスキル
パソコンが扱えることが、第一に必要なスキルです。
すごくパソコンに詳しい!というよりは、抵抗感なくパソコンを使える。タイピングができる。程度で大丈夫です。
先述したように、サポートする対象によって、使用するソフトやツールは異なります。
しかし、オンラインでのお仕事でよく使う以下のツールについては、自分自身で使ってみるなど事前に使用しておくことで安心して業務の望めます。
- Slackchatwork
- Google tool(spreadsheet・document・Meet等)
- Zoom
- Office365(Teams・Word・Excel・PowerPoint)
また、もし使用しているPCに不具合が起きた場合は、自分自身で対応しなくてはなりません。
企業からPCを貸し出されるケースもありますが、自身で用意したPCを使用する場合は万が一故障した際にどうするのか?セキュリティ対策は問題ないか?なども考えておくことがおすすめです!
ハプニングが起きた時に、自分でどうすればいいかリサーチするなどのスキルも大切です。
テキストコミュニケーションスキル
在宅ワーク事務のコミュニケーションは、主にテキストで行います。
Slackやchatworkなどのツールも、業務に使用している場合も多く、柔らかい言い回しや文章で的確に作業内容や問題点を伝える必要があります。
テキストでのコミュニケーションも、身につけておきましょう!
リサーチ力
PCが壊れてしまったら?動かなくなったら?
Googleで調べるという方も多いですよね?
このように、自分自身のためにもリサーチ力は身につけておきましょう!
もちろん、業務として「〇〇を調べて」と依頼をいただくこともあります。
リサーチ力を身につけておけば、欲しい情報に辿り着きやすくなるので、検索するキーワードを工夫する、情報源も確かめるなどのリサーチ力を身につけましょう!
柔軟性
在宅・出社など働くスタイルに関わらず、事務のお仕事では、様々な依頼が舞い込みます。
ルーティンワークをしているところに、急ぎの資料作成など、スケジュールや対応力の柔軟性が求められるシーンもたくさんあります。
また、サポートする対象先で業務方法が確立されていない場合、一緒に作業方法を模索することも求められるでしょう。
従来のやり方・個人的に身についたやり方ばかりに固執せず、新しい方法に目を向けたり、対応したりする柔軟性があると在宅ワーク事務のお仕事がスムーズに進みやすいと感じています。
実際に在宅ワーク事務を見つけた方法
ここでは、実際に在宅ワーク事務のお仕事を見つけた方法を紹介します。
どこで、お仕事を見つければいいの?と疑問に思っている方はぜひ参考にしてみてください。
クラウドワークス
クラウドワークスは、お仕事を依頼したい人とお仕事をしたい人をマッチングするするサイトです。
クラウドワークス上で契約をするため、未払いのトラブルを防げるなどのメリットがあります。
一方で、たくさんのお仕事が掲載されているため、「未経験でもOK」のようなお仕事はライバルも多く、また報酬も低くなる傾向があります。
実績づくりと割り切って、低い報酬のお仕事に挑戦するという方もいます。
また、応募してもなかなか受からない。お仕事を受注できない。ということは、よくあるケースです。
お仕事を獲得できないと心が折れますよね。
しかし、1日10数件応募しているなど、たくさん応募している人もいるため、数件応募して受からないと落ち込まないようにしてくださいね。
もし、お仕事が獲得できない場合はプロフィールの掲載文や応募文を見直してみましょう!
エニママ
主に「ママ」を対象にしたお仕事マッチングサービスです。
エニママに登録すると、お仕事の案内をいただいたり気になるお仕事に応募できたりします。
エニママのお仕事は、お仕事を依頼している企業と実際に働く私たちの間に、「ディレクター」と呼ばれる方が間に入り、やり取りをしてくれます。
クライアントと直接コミュニケーションすることが不安と感じる方には、嬉しいサポート体制です。
他にはエニママmeetと呼ばれるお仕事があります。
面接を含めた企業との最初のやり取りから数ヶ月は、エニママの担当ディレクターが間に入ってくれます。
やっぱり辞めたいなど話は、エニママディレクターの対応外です!
エニママのサポート期限が切れると、企業と直接業務委託として契約します。
私が今行っている在宅ワーク事務のお仕事はエニママmeetです!現在は企業と直接契約をしています。
ママワークス
ママワークスにも、たくさんの事務ワークが掲載されています。
営業アシスタントなどのバックオフィス業務から、テレアポなどのお仕事も掲載されています。
SNS
InstagramやXでも、在宅ワーク事務の募集をしている投稿があります。
特にXでは個人事業家が、募集をしていることもあるため、普段から気になっているインフルエンサーの人と一緒にお仕事ができるチャンスもあります!
番外編:ココナラ
自分のスキルを出品できるココナラ。
在宅事務のお仕事も出品することで、必要な方が購入してくれます。
さまざまなお仕事が掲載されいているので、事務だけに関わらず、どんなことが仕事になるのか?世の中を見てみるのも面白いですよ!
在宅ワークを始めよう!
「私は事務経験しかないから、在宅で働けないな・・・」
人に誇れる学歴や職務経歴もなく、誰でもできるであろう事務仕事・・・
と、数年前の私は思っていました。
しかし、よく言えば柔軟性を持ち、事務という仕事を通して多種多様な仕事をしてきたこと、様々な部署とのコミュニケーションをしてきた経験が、今の在宅ワーク事務で重宝され、活かせているスキルだと感じています。
他のフリーランスのお仕事に比べて、報酬が上がりづらい点や時間が決められることもありますが、在宅ワークを始めたい方にとって、ハードルが低く挑戦しやすい仕事です。
もちろん、育児などの家族を優先した働き方も可能です。
まずは、お仕事が掲載されているサイトに登録してみてください。
どんなお仕事内容で応募されているのか?自身のスキルで応募できるのか?など、参考にしながら在宅ワークの第一歩を踏み出しましょう!
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